鉄筋コンクリート造(RC造)の戸建て
こんにちは。
会津地域中心に、公共工事や住宅の新築、リノベーションを手掛けている
㈱渡部住建の冨田です。
今回のテーマは鉄筋コンクリート造の戸建てのメリットとデメリットをお伝えします。
まずは、鉄筋コンクリート造について。
柱などの住宅の骨組みを鉄筋で組み上げ、その周りを型枠で囲み、
中にコンクリートを流し込んで固めて建物をつくる方法です。
主にビルなどを建てる際に用いられていますが、近年ではその優れた性能や高いデザイン性から、
戸建て住宅でも採用されるようになってきました。
《メリット》
耐震性が高い
鉄筋は引っ張る力に強く、コンクリートは圧縮に強いため、それぞれの強度が活きて、
極めて高い耐震性を誇ります。全体の重量を「面」で支える構造のため、
枠で支える他の構造に比べて建物にかかる負荷が分散しやすくなっており、
揺れによるダメージを最小限に抑えます。
耐火性が高い
鉄筋コンクリートは非常に熱に強く、1000度の炎に数時間さらされても崩れることなく、
強度も下がりません。特に住宅の密集する都心部では延焼を防ぐことができるでしょう。
一般の木造住宅と比べて、火災保険の保険料もおよそ1/3に抑えることができます。
保険料が安くなるのは、ポイント高いですね!
遮音性が高い
コンクリートは気密性が高く重量も大きいため、振動が起きにくく、音を伝えにくい材料です。
外の騒音や雑音も気にならず、中の音が外に漏れる心配も少ない住宅をつくることができます。
断熱性が高い
材質の気密性が高いこともそうですが、柱と壁が一体であるために隙間の生じにくい構造であり、
高い断熱性を持ちます。空調効率が高いので光熱費が節約でき、夏は涼しく、冬は暖かくなります。
耐用年数が長い
鉄筋コンクリート造の建物の法定耐用年数は47年であり、木造の22年と比較して2倍以上です。
コンクリートは木材と比べて、経年や外的要因による劣化が起きにくく、長持ちする家をつくることができます。
デザインの自由度が高い
曲線や円形など、他の材料では実現の難しいデザインも、鉄筋コンクリート造ならつくることができます。
強度が高いために大きな空間をつくることも得意であり、デザインの自由度はかなり高いといえます。
《デメリット》
建築費用が高い
鉄筋コンクリート造の注文住宅を考える上で、最大のハードルは費用です。
部材が高いだけでなく、工期が長くなるために人件費もかさみます。
木造の1.5倍~2倍ほどのコストがかかると思っておいてください。
また、以下に挙げる点から追加費用も発生しやすくなり、最終的な建築費用が
想定を超えて膨らむことが予想されます。
一方で、耐用年数が長いため、トータルのコストで考えれば高くないという見方もあるようです。
重量が大きい
コンクリートも鉄筋も重い材料ですので、建築するのに強固な地盤が必須です。
地盤が軟弱なエリアでは地盤沈下や液状化の懸念があり、これを補強するには地盤改良工事が
必要であるため、さらに費用がかさむことになります。
結露やカビが発生しやすい
コンクリートの建物は、建築後数年間は材料の水分が中に残っているといわれています。
そのため結露が起こりやすく、カビの発生原因になります。換気システムが必須です。
また、水分を吸収する性質があるため、きちんと防水処理が施されていないと、劣化して
ヒビ割れなどが起きるケースがあります。
経年による汚れが目立ちやすい
特に日当たりの悪い外壁には黒ずみやコケが発生しやすいため、定期的なメンテナンスや清掃が必要になります。
増改築、取り壊しが難しく、費用が高い
丈夫であるが故に、壁を取り除いたり、全部を取り壊したりする費用は高くつきます。
耐震性・耐火性・遮音性・断熱性・耐久性・デザイン性などの面でメリットがある一方で、
他の工法に比べて大きくコストがかかります。
高い買い物になるからこそ、しっかりと知識を持った上で判断するようにしましょう。
建築事業部 (株)渡部住建 https://watanabe-juken.info/
不動産事業部 ―空き家買取専門― カイトRe家 https://kaitoriya.site/
宿泊事業部 温泉プチホテル 湯kori 磐梯熱海 https://fukuraya.jp/yukori/


